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☆『札響3ちゃんねる"クラヲタへの道"』は”季刊ゴーシュ”で連載中です。☆

その6 【海外】 予習は大切★★

(2007夏 季刊ゴーシュ第10号掲載)


 先月、旅行でウィーンとプラハに行ってきた。“欧米のオーケストラは~”などと訳知り顔で 語ったり しているが、実は両都市とも初の訪問 だった 。特にウィーンはクラシック音楽の神聖にして侵すべからざる聖地であり、そろそろ一度は訪問しておかなければマズいだろ、と思っていた。
 

 今回の旅行は航空券の購入やホテルの予約などを全てネットで行い、ネットの便利さを改めて痛感した。せっかくの旅行、まず下調べが大切である。今回はウィーンとプラハの有名ホールをくまなく巡礼し、中でも世界中のクラヲタが 絶対領域 と仰ぐウィーン楽友協会ホールへの 進入 は絶対に欠かすことができない ミッションだ 。旅程に合せて各ホールの演目をネットで調べ、チケットの予約をしていく。ネットはとても便利である。 (^^)
 

 とは言っても敵はドイツ語圏である。道に迷って演奏会に遅れ る状況はあまりに寒い 。そこで、グーグルの衛星画像を使い、ガイドブック片手に現地での道筋を何度も衛星画像を辿って練習した。地下鉄の駅やバス停の位置まで覚えてもう迷うことはない。ネットは非常に便利である。 (^O^)
札響にはドイツ語圏に留学経験を持つ人が何十人もいる。彼らはウィーンについて語りだしたら止まらない。お薦めのカフェやレストランを教えてもらい衛星地図に書き込んでいった。これでどこで腹が減っても大丈夫である。

 肝心のコンサートであるが、プラハでの3公演は名曲揃いだったが、ウィーン国立歌劇場はヴェルディの「シモン・ボッカネグラ」。楽友協会はウィーン交響楽団でシュミットのオラトリオ「七つの封印の書」であった。どちらも地味で難しいと評判の曲である。 旅の疲れも手伝って演奏中に爆睡・・・、だけは避けたい(藁。そうならないためには とにかくCDとDVDで予習である。ここでもネットはワンダフルに便利であった。どんなマイナーな曲のCDでも数日後には ゲトー できる。出発前に歌詞をほとんど覚え、旋律を口ずさめるまで聴き込んだ。
 

 もはや行く必要がないのではないか?と思うほどの入念な下調べの甲斐があって、現地では迷うどころか旅行者に道案内までこなし毎晩の演奏会を心ゆくまで楽しんだ。 \(^o^)/
しかし、今こうしてウィーンやプラハの街並みや感動した演奏会を思い返そうとすると、衛星画像やDVDの映像が真っ先に浮かんでしまい、 実際に見た 情景をなかなか思い出せない…(゚ロ゚;グハッ。いやはや、ネットとは呆れるほど便利なものであった。

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